先輩からのメッセージ / 機械加工部門

機械は勝手に仕事をしてくれません。
加工に最適な手法を決めるのも、最も効率的な工具を選ぶのも、 それらを手入れし操作するのも職人です。
常に製品の仕上がりで自分の技術が試されます。

入社7年目

機械加工の仕事は、機械を操作して製品を加工していくだけではなく、機械のメンテナンスも行います。加工する機械ごとに、また加工される金属の種類によっても専門的な知識が必要になりますので、遠方に講習を受けに行くことも。それらを自分の技にするだけでなく、仲間に伝えるのも重要な仕事です。

製品の加工計画を立てることも重要な仕事になります。図面からどんな工具を使えばいいのか?どんな条件で削っていけばいいのか?すべてを自分で考え、決めていかなければなりません。

時には考えたようにうまくいかず、試行錯誤することもあります。自分で苦労して作った工具(切削加工のためのバイトなど)を破損させてしまったこともあります。それも勉強だと思っています。ですが破損をさせてしまうと、再度工具を作り直すまでに何日もかかってしまうこともあります。

小さなことでも試行錯誤を繰り返しながら経験を積んでいます。自分が設定した機械や工具が思い通りに仕事をこなし、加工されたの金属のきれいな面をみると、この上ない満足感が得られます。この満足感を多くの後輩に味わってもらいたいので、機械や機械操作の好きなひと、興味がある人に(ロボットもありますよ!)入社してもらって、多くの技術者を育てていきたいと思います。

私は中途採用だったのですが、この会社に入り、日々経験をしたことのない素材での加工にも挑戦しています。そして、それらが上手く加工できたときには自分の自信となって、さらに次の段階へ挑戦することを継続していきたいという意欲がうまれます。
(入社14年目)